こんにちは、onekoです!
今日本株が大注目を浴びています!!
直近のニュースでも東証株価指数(TOPIX)が33年ぶりの高値をつけていたり、
日経平均株価も1年8ヶ月ぶりに30,000円台をつけました。
2023年のパフォーマンスで言えば、米国株(ダウ平均株価)の成績をはるかに凌駕しています。
日本株の時代がきたんや〜!!!
投資をしていたり、経済の勉強をされている方にとってはお祭り騒ぎです (ワッショイ)//
なぜここまで日本株が買われているの??
6つの要因が絡んでいると思うので、今回は分かりやすく解説させていただきます!
最後に「今から投資をしてもこのビックウェーブに乗れるのか!?」についても述べているので、ぜひ最後まで読んでください!
①東証による改善要請
東京証券取引所が市場からの評価が低い上場企業に対して改善策を開示・実行するよう要請がありました。
そのためPBR(株価純資産倍率)が1倍を割れている企業に注目が集まっています。
一般的にPBRの値が1より低い場合、株価が純資産に比べて割安だと考えられています。
そして、PBR1倍割れの企業は「東証株価指数(TOPIX)500」の実に40%以上を占めており(2022年7月時点)、
これは「企業の収益性や成長性がまだまだ市場に評価されていない」ということです!
この東証の要請を受けて、株式市場では
「低PBR企業の資本効率や収益性が改善する」
と考えられ、海外投資家などから割安株への買いが入りました。
また、PBRをあげる方法として⑴配当を増やしたり、⑵自社株買いを行うことが挙げられるので、それによってもらえるリターンもまた、日本株が買われる理由になっています。
②金融緩和の継続
日銀の総裁が2023年4月に日銀の総裁が前任の黒田東彦さんから植田和男さんに変わりました。
「黒田さんが推し進めていた金融緩和政策が植田さんに変わったタイミングでどうなるのか」
日本にとっての一つの転機となったわけですが、4/25日に開かれた財務金融委員会で金融緩和を継続する旨の考えを述べたことで、金融引き締めの懸念がなくなり投資家の安心材料になりました。
③金融不安が和らいでいる
2023年、年初から春にかけてのテーマは「欧米を中心に景気後退(リセッション)が起きるのか」ということでした。
これに対して、雇用統計などの経済指標でアメリカ経済の強さを示し続けていたことから、少しずつではあるものの金融不安が後退していきました。
日本株もアメリカ経済の影響を受けるため、金融不安を織り込んだ状態から不安が解消されることで株価の上昇に繋がります。
④企業の決算が好調!
2023年5月のところである程度企業の決算が出てきているのですが、経済活動の正常化であったり円安の効果で業績を伸ばす企業が相次ぎました。
商社をはじめ、卸売や空運、陸運なども好調な決算を出しているため、全体としての経済の押し上げ以外にも、個別で株価をあげる企業が続出しています。
⑤インバウンド需要の本格回復
コロナ禍で、日本に訪れていた訪日外国人旅行者が激減しました。
(出典:観光庁ホームページ )
それが2023年、再び外国人観光客が増え、
調査によっては、2023年のインバウンド需要が2019年の値を超えるという予測を出しているほど、観光業の伸びが凄まじいです。
その結果、インバウンド需要の回復を根拠に関連銘柄が買われています。
⑥バフェット効果
投資の神様 ウォーレン・バフェットさん。
投資をしている人であれば誰もが知っている彼が、最近日本株に積極的に投資する姿勢を示しました。
特に、日本の総合商社には期待してくれているようで、今日本株の中でも大人気の投資先となっています。
(番外編)まだ間に合う?日本株はいつまで上がるのか!
さてここまでを考えて、気になるのは日本株がまだまだ上がるのかということ。
これだけ上がっちゃったら、手出せないよ(^_^;)
と考えてしまう人も多いと思います。
結論、まだ割安な株が多いのでチャンスはあると思います!
ただ、それでも今エントリーするのは怖いという方の気持ちも重々分かります。
そこでリスク回避のために、経済的のマクロな視点からこの相場を見るのであれば、大きく分けて3つの観点で気をつけるのが良いのではないでしょうか。
それは、
1.日本の政策金利
2.海外投資家の動向
3.PBRが1倍割れの企業の行方
です。
1つ目の政策金利については、日銀が金融緩和を継続する意向を示していることが現在の日本株が安定している要因の一つです。
これが金融引き締めの方向へと向いた場合、相場全体の風向きが変わる可能性があります。
2つ目の海外投資家の動向について、現在ウォーレ・バフェットさんをはじめ、多くの海外投資家の資金が日本株に流れています。
これは、経済大国であるアメリカの株価の行方が不安定なことも関係しているため、言うなれば「米国株からの逃げ道」になっていると言えるでしょう。
そのため、米国株が再度勢いを取り戻してきた際には、日本株から資金が流出してしまう可能性もあります。
3つ目は「PBR1倍割れの企業」についてです。現在は、収益性や資本効率が上がるだろうという期待から買われている銘柄があります。
しかし、仮に東証のこの要請の強制力がそこまでの意味を持たないことが分かるようなことがあれば、それに対する失望売りも起きてしまうのではないでしょうか。
以上3点を頭の片隅に置きながら、
まだまだ眠っている上昇銘柄を探す旅に出ましょう!!
まとめ
2023年は日本株のパフォーマンスがとても魅力的です。
そして上がっているからこそ「この波に乗っかっていいものか」、はたまた「乗り遅れたと判断して静観するのか」迷ってしまうものです。
今回は、日本株が現在上昇している要因だと考えられているものを6つにまとめました。
また、マクロな視点からこのトレンドが落ちてしまう際に予測される事象を記載したので、今後の購入や売却時の参考にしていただければと存じます。
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